素顔のローマ人
『素顔のローマ人』(生活の世界歴史?4)
- 著
- 弓削 達
私の本の中で、この本ほど多くの書評を与えられたものはない。それは同じ河出書房から出された『ローマ帝国とキリスト教』にもまさるものだったと思う。〔中略〕
多くの方々から過分のおことばをいただいた主な理由は、この本が、これまでの『ローマ史』とは違った手法でローマ人を捉えようとしたからだと思う。無味乾燥だということで評判の甚だよろしくない政治史や社会経済史の分野ではなく、ローマ人の日常生活の領域に眼を移して生のローマ人の息づかいを聞こうとした、という未で、このごろでは珍しくはない生活史ないしは社会史のはしりの一つだったからであろう。〔後略〕
(『素顔のローマ人』文庫版より。「新装版あとがき」の一部,1980年時点の新装版刊行時のものと思われる)
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生活の世界歴史〈4〉素顔のローマ人 (河出文庫)(弓削 達)
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