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忘れられた日本人

忘れられた日本人

主に西日本の村落で生活していた老人から聞きだした人生や村の生活などをまとめ、明治期ごろの地方村落における庶民の生活の実情や風習、その変化について照らし出した一冊。

現代や都市での生活や概念だけで昔を考えていたことに気がつき、日本の生活風習についての理解が変わります。

宮本常一

昭和14年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907‐81)が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせた宮本民俗学の代表作。

用語や登場人物

用語や人名
解説

メモ

  • 昔の村々の寄り合いってのは「集まって、決めるべきことについての関係しうる体験談を尽きるまで話して、結論を決める」というものだったのだそうです
  • 明治時代の瀬戸内では、農家の娘でも見分を広めるためと托鉢の旅に出したとの話。
  • 旅をしていると、娘をもろうてくれんか、と困っている人が声をかける。犬猫を預けるように、実の子を分けた。
  • 父親の隙をついて独身娘が働きに出る。そしてよその言葉や知識を持ち帰る。なんだ、留学娘と変わらないなあと思った。
  • 後家の家が馬喰宿となる。山中の一軒家が盗人宿に。よそ者は、娘とは付き合えないが後家ならまあいいかみたいな。
  • 昔の鉄砲ってのは音で連絡を告げる役に立ったらしい。
  • 石をのけて港を作り。開拓。船で数日がかりの距離が近く感じられた時代。

書誌情報

忘れられた日本人

岩波文庫

宮本常一著作集 10 忘れられた日本人

『忘れられた日本人』を読む

岩波セミナーブックス?

網野善彦?

内容説明

宮本常一の「忘れられた日本人」を読み解き、歴史の中の老人・女性・子ども・遍歴民の役割や東日本と西日本との間の大きな差異に着目したその先駆性を明らかにする。1999年に岩波書店で行われた講座の記録を単行本化。

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.jp/writing/IRC/write/2005/11/20051121.html#210000
昔の村々の寄り合いってのは「集まって、決めるべきことについての関係しうる体験談を尽きるまで話して、結論を決める」というものだったのだそうです
http://www.cre.jp/writing/IRC/write/2006/01/20060109.html#200000
通い婚に近いような夜這いなんかも普通に採録されてますね。
http://www.cre.jp/writing/IRC/write/2006/04/20060404.html#030000
娘時代に旅に出て、出先で「もらってくれないか」「買ってくれないか」などと言われた話がいくつか拾われてました。

リンク

Last modified:2013/10/24 13:31:47
Keyword(s):
References:[明治時代] [岩波文庫] [書籍紹介] [宮本常一]